- TOPICS2022.05.07
世界の母の日
2022年の母の日は5月8日
毎年5月の第2日曜日が近づくと、街中に赤いカーネーションの花が散りばめられる日本。 お母さんに感謝の気持ちを伝える一大イベントでもある母の日ですが、もともとはアメリカから伝わってきたものであることをご存じでしょうか。
母の日の起源
1905年5月9日、アメリカのキリスト教徒の少女、アンナ・ジャービスが、母の死をきっかけに教会で追悼式を開きました。 そして「生きている間にお母さんに感謝の気持ちを伝える機会を設けるべきだ」と世の中に働きかけたのが、 母の日の始まりとされています。この働きかけがアメリカ全土に広まり、1914年には当時の大統領「ウィルソン」が、5月の第2日曜日を「母の日」と制定し、 国民の祝日となりました。
また、母親が好きだった白いカーネーションをアンナが追悼式の祭壇に飾ったことから、母が健在であれば赤いカーネーション、亡くなっていれば白いカーネーションを飾るようになり、現在のように「母の日にはカーネーションを贈る」という習慣が生まれたんだとか。
母の日に贈る花
母の日を祝う習慣があるのは、実はアメリカや日本だけではありません。日付や文化の違いはあれど、世界各地でそれぞれに母の日が定められています。 母の日=カーネーションというイメージが日本では浸透していますが、贈る花も国ごとによって異なります。たとえば、オーストラリアでは「菊」、イタリアでは「アザレアの鉢植え」、タイでは「ジャスミン」、フィンランドでは「ミニ薔薇」を贈るのが一般的。
「ありがとう」ではなく「おめでとう」と祝う慣習
日本での母の日は、「お母さんありがとう」と自分の母親に感謝の気持ちを伝えるための日と認識されていますよね。ですが、国によって母の日の意味合いが微妙に異なります。 母の日を「ありがとう」ではなく「おめでとう」と祝う国として代表的なのが、トルコやアルゼンチン。自分の母親だけでなく、子どものいる女性すべてを祝う風習があり、年齢も血縁も関係なく母の日には「おめでとう」と互いに声を掛けるのだそうです。
自分の母親に限らず様々な人と祝い合う習慣は、まるでお祭りのようですね。感謝の気持ちを伝える習慣も大切にしたいですが、母であるすべての女性を祝うというのも素敵な風習だなと感じます。
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